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科学者たちは、この冬に太陽を浴びるもう1つの理由を発見しました

Intrinsic Photosensitivity Enhances Motility of T Lymphocyte

北半球は冬です。気温が下がるにつれ、私たちの多くは冬用のコートを脱いで、中を探す準備をしています。しかし、寒さを避けるのは魅力的ですが、外で過ごす価値はあるでしょう。科学者たちは、家から出る別の隠された利点を発見しました:特定のタイプの日光によって引き起こされる免疫細胞の増加。

ジョージタウン大学医療センターの研究者たちは、青い光(太陽と、たとえばスマートフォンのようなデバイスのライトアップスクリーンの両方から来る短波長の光)が、皮膚内のある種の免疫細胞の循環に役立つことを発見しました。 T細胞と呼ばれるこれらの細胞がより効率的に体の周りを流れると、新しい感染にすばやく到達し、実際に害を及ぼす前にそれらを止めることができます。ジョージタウンの研究は、12月20日にScientific Reportsに掲載されました。

皮膚は体の最大の器官です。主な役割は、物理的なバリアとして機能することにより、すべての臓器を保護することです。最も明らかに、それは私たちの血流から感染症を引き起こす可能性のある微生物を維持し、要素への曝露から私たちを保護します。また、外部環境にも反応します。たとえば、太陽からの紫外線(UV)にさらされると、メラニンを作る皮膚細胞が色素をより多く生成して、放射線の損傷から私たちを保護します。 UVライトは、ビタミンDの生成もトリガーします。これは、カルシウムや鉄などの栄養素を吸収するのに役立ち、特定の免疫細胞に、感染症と戦うために働く時が来たことを知らせることができます。

それは、太陽によって生成された別の青い光が異なる免疫反応を引き起こす可能性があることがわかります。青い光は、私たちが見ることができる光の波長の短い方の端にあります(私たちには見えない紫外線ほど短くはありません)。波長が非常に短いため、青色光はT細胞のある皮膚の奥深くまで届く可能性があります。青色光の影響をテストするために、研究チームはマウスとヒトのT細胞のサンプルを取り、青色光にさらしました。

外に出てくるような低レベルでは、青色光によってトリガーされるT細胞が過酸化水素を生成し、ズボンをケミカルキックさせ、循環をより効果的にします。これらの渦巻くT細胞は、安全な領域の周囲をパトロールする警備員のようなものです。循環するほど、潜在的な微生物の脅威を発見し、損傷を与える前にそれらを排除しなければならない可能性が高くなります。

これまでのところ、研究チームは、生きている被験者でシステムが機能するのを見るのではなく、細胞モデルのみを使用しています。しかし、彼らは人間の皮膚に豊富なT細胞があることを知っており、大規模な場合、太陽からの青色光がこれらの細胞の全身循環を助けることを期待しています。

もちろん、日光はすべてが素晴らしいわけではありません。紫外線に過度にさらされると皮膚がんにつながる可能性があるため、冬でも日焼け止めの上で泡立つことが重要です。

幸いなことに、自然な青色光には同じリスクがありません。覚醒していて幸せになることさえあるかもしれません。ただし、スマートフォンやコンピューターの画面から発せられる青色光は「短波の濃縮」であり、外部に到達するよりも高い濃度になっています。この集中力は、夜に過度に摂取すると、自然な睡眠サイクルを失わせる可能性があります。

(Scientists have found yet another reason for you to get some sun this winter より、英語)

キムボンハン(金鳳漢)氏。 『経絡の実態に関する研究』​

US National Library of Medicine, National Institutes of Healthより

日本では、明治維新以前、西洋医学に類しない漢方医学や鍼灸治療などを基にした東洋医学による伝統医療が行われていました。維新以後は急速に西洋医学が導入され、日本の伝統医療は衰退していきました。しかし、昭和以降、一部の伝統医療の復旧を望む動きが起こり現在まで漢方治療、鍼灸治療などは存続しています。

鍼灸の世界においても科学的な検証は進みつつありますが、根本的に未検証となっている部分が存在します。気の流れ道であるとされる経絡や経穴(ツボ)の存在もそのひとつです。経絡と呼ばれる部位は神経の走行に沿った部分が多く、いわゆる経穴(ツボ)の部位には神経や血管が集中しているという事は解明されているようです。しかしわかっているのはそこまでのようです。

ところが今から47年前の1961年(昭和36年)、経絡や経穴を解剖学的に発見したという驚くべき学会発表がありました。発表者したのは医学者・キムボンハン(金鳳漢)氏。『経絡の実態に関する研究』という論文で、キム氏は経絡や経穴にあたる器官が存在すると論じ、染色した経絡や経穴を示して経絡を「ボンハン管」、経穴を「ボンハン小体」と名づけるという発表を行いました。

世紀の大発見とされたこのボンハン学説は、瞬く間に世界中の医学者の間で話題となりました。実験により不思議な微小管系が確認されていますが、その連結のしかたは、組織の毛細血管床における動脈/静脈の連結とおなじようなものなのだそうです。

古くからある鍼灸やツボなどは、こうした微小管系に働きかけを行っているのではないかと考えられます。実は波動の受信システムもこの経絡となんらか関係がありそうなのです。

ドイツ波動医学~気の流れ道「経絡」の解明!~細胞の核内まで達する終末微小管からの引用です。
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朝鮮民主主義人民共和国のキム・ボンハン教授を筆頭とする研究グループによって1960年代におこなわれた、経絡の解剖学的性質にかんする一連の動物実験がある。キムはウサギやその他の動物の経絡に関する実験をおこなっていた。

かれはウサギの経穴に、放射性のP32(リンの放射性同位元素)を注入して、周囲の組織にとりこまれるようすを観察した。マイクロオートラジオグラフィーという技術をもちいた結果、P32が細い管状の構造(直径はおよそ0.5ないし1.5ミクロン)にそって積極的にとりこまれていくことを発見した。注入された放射物質は、経絡のみちすじとして旧来から説かれているコースにそって流れていた。
それにくらべて、経絡や経穴がし存在するとされる部位からすこしはなれた周囲の組織では、P32濃度は無視できるほどに低かった。

P32を付近の静脈にゆっくりと注入したばあいには、P32が経絡内で検出されることはなかった。このことから、経絡系は血管網から独立した系であるという可能性が示唆された。

フランスの研究者、ピエール・ド・ヴェルヌユールらによるその後の研究の結果、キム教授の発見が正しかったことが証明された。かれらの実験では放射性テクネシウム99mが患者の経穴に注入され、ガンマカメラをもちいて放射性同位元素のとりこみ状態が観察された。ド・ヴェルヌユール博士は、注入した放射性テクネシウム99mがわずか4分から6分のあいだに経路にそって30センチもはなれた場所まで分布することを発見した。

静脈やリンパ管内にゆっくり注入する対照実験も含めて、テクネシウム99mを皮膚のさまざまな部位に無作為に注入してみたところ、おなじ結果をえることはできなかった。このことは、やはり経絡が他の系から独立した経路であることを示しているらしいとおもわれた。

キム博士の調査によれば、ウサギのこうした微小管系は組織学的に「表在微小管系」と「深在微小管系」にわかれているらしい。

第一の深在系経絡は、「内管系」とよばれる。それらの微小管系は血管やリンパ管の内部を自由に浮遊しており、その入口と出口では血管を貫通していることがわかった。内管内部の液体はふつう、血液やリンパ液の流れとおなじ方向に流れている。しかし、特別なばあいには逆の方向に流れていることもありえる。それらの内管系内の液体が「輸送血管」の流れと逆方向に流れるばあいも含めて、内管の走行が血管壁を貫通して出たりはいったりするということは、微小管系の起源が血管やリンパ管とは異なっていることを示唆している(もしかすると血管より古い起源かもしれない)。

いいかえれば、経絡は胎児の発生初期において、動脈、静脈やリンパ管よりも先に形成されているかもしれないということである。経絡は、その後あたらしく形成される血液/リンパ循環ネットワークの生長と発達において、臓器の空間的位置決定のガイドとして機能しているのかもしれない。

血管が経絡のまわりに発達していったからこそ、結果的に経絡が血管を出たりはいったりしているかのようにみえているともかんがえられる。

深在系経絡の第二の微小管系は、その特徴から「内側外管系」とよばれている。これらの微小管は内臓の表面にそってはしり、血管系、リンパ系、神経系とは完全に独立したネットワークを形成している。そして、三つ目は、「外管系」とよばれ、血管やリンパ管の表面を走行しているものである。

微小管は皮膚の内部にも発見され、それらは「表在微小管系」とよばれており、これが古来より鍼灸師にもっともよく知られてきた経絡系であるらしい。四番目のシステムは「神経管系」であり、これは中枢神経系と、末梢神経系に分布している。

最終的には(表在系から深在系にいたるまでの)すべての微小管がつながり、それぞれの系の連絡性も保たれていることがわかった。さまざまな管系がそれぞれの終末微小管をつうじてむすばれている。その連結のしかたは、組織の毛細血管床における動脈/静脈の連結とおなじようなものである。

興味深いことに、キムらによると、終末微小管は細胞の核内にまで到達しているという。また経路からややはなれて存在する特殊な「微小体」が経絡にそって散在するということもあきらかにされた。表在微小管系にそって散在する微小体は、古典的な経穴や経絡の位置に対応し、経穴の下方に存在するものとされている。

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「経絡」や「経穴」は、それ自体が独立したネットワークでありながら、血管や臓器、神経系とも何らかの相互作用を及ぼしているようです。

また、「経絡系」は、生物の発生のごく初期段階で形成され、臓器などの諸器官が細胞分裂によって形作られるのを、先導している可能性すらあるのだそうです。

「経絡系」には、体内器官との深い関わりがあった!からの引用です。
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それらの微小管から抽出される液体には、血液中に比べてはるかに高濃度のDNA、RNA、アミノ酸、ヒアルロン酸、十六種類の核酸、アドレナリン、コルチコステロイド、エストロゲンなどのホルモンが含まれている。

経絡中の液体から検出されるアドレナリンの濃度は血中の二倍であった。経穴においては、血中の十倍以上に当る濃度のアドレナリンが検出された。微小管内にホルモンやアドレナリンが存在することは、明らかに経絡系と内分泌系が何らかのつながりをもっていることを示唆している。

キム博士はまた、深在系の終末微小管が細胞の遺伝情報の中枢である核の内部にまで到達していることを見いだした。経絡中の液体成分に拡散やコルチコステロイド、エストロゲンのようなホルモンも存在していることから見て、経絡と内分泌系による人体機能調節の間には相互関係があると考えられる。

キム博士は数多くの実験をおこない、深在系を通る経絡の流れが停滞することなく臓器に流れ込んでいるという事実の重要性を確認した。彼はカエルの肝臓につながる経絡を切断して肝臓の組織学的な変化を調べた。

すると、経絡を切断した直後、肝細胞は腫大して内部の細胞質ににごりが生じてきた。続く三日間のうちに、肝臓全体の血管の変性が進行してきた。何度繰り返して実験を行っても、得られる結果は同じだった。

キム博士は、神経の周囲を通る経絡を切断した時の反射の変化についても調べた。結果は、経絡切断後三十秒以内に反射反応時間がもとの五倍にのび、その変化はほぼ一定して四十八時間以上続いた。それらの研究は、古代中国における「経絡は五臓六腑のそれぞれにあった滋養を供給する」と言う鍼灸の理論を裏付ける立場に位置している。

その様な膨大な実験データに基づいて、キム博士は経絡が相互につながっているだけでなく、組織内に存在する全ての細胞の核をむすびつけていると結論している。発生過程においてその核/細胞間の結合が形作られる時点を突き止めるために、キムは様々な種類の生物をもちいて経絡がどの時点で形成されるのかを研究しはじめた。

バー博士の研究(※引用者注:リンク参照)を連想させるかのようなその発生学的実験によって、キムはニワトリの胎児においては、受精後十五時間以内に経絡系が形成されることを明らかにした。発生学では、その時点では最も基本的な器官(器官原基)すらもまだ形成されていないとされているので、キムの発見は大変に興味深いものである。

経絡系の三次元的形態形成の完了が器官の形成よりも早い時期に訪れるということからすると、鍼灸における経絡系の作用が、体内臓器を形成する際の細胞の遊走や臓器の三次元的位置の決定に影響を与えている可能性も考えられる。

経絡系が個々の細胞における遺伝情報の中枢をむすびつけているとすれば、細胞の複製や分化(特殊化)にも重要な役割を果たしているかもしれない。
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驚くべきことにニワトリの胎児においては、器官原基すらもまだ形成されていないとされている段階の受精後十五時間以内に経絡系が形成されています。

最後に韓国の研究者が、ネズミのリンパ管をfluorescent magnetic nanoparticlesというシステムで撮影した写真があったので紹介したいと思います。彼のネズミのリンパ管の内部の糸のような構造を視覚化する磁気ナノ粒子の使用という論文の内容を翻訳してみてみましたが、キムボンハン氏がいっていた微小管と似たような側面を垣間見ることができます。これは経絡の一種ではないかと議論されているようです。

人体を流れる「体液系」は、磁気変化を波紋のように伝るアンテナ

TDK Techno Magazine「磁気と生体」より

はたして波動受信システム経絡との間にはどのような関係があるのでしょうか?

■経路は「体液の流れ」という新説


体液はさまざまな電解質成分をもつ電気伝導性流体であり、体液が磁場の中を流れることにより起電力が発生し、それが生体にさまざまな作用をおよぼしているのではないかといわれています。

経絡と考えられる微小管から抽出される液体には、血液中に比べてはるかに高濃度の各種の物質が検出されていることからもその影響は大きいのではないかと予測されます。また今まで経絡が神経や血管のように目に見えないとされてきたのは、器官や組織のすきまを流れる体液のネットワークを示していたからなのかもしれません。

また西洋と東洋の医学は、思想と方法が異なりますが、生体の磁気エネルギーの研究を通し、その接点が見つかりそうな状況もあるそうです。磁気エネルギーが気そのものというわけではありませんが、東洋医学の思想原理である気を科学的にとらえていくと、物理現象の根本である電磁気と大きく重なるそうなのです。

「気」には実体がないためいまだ謎が多いのですが、機器によって検知、間接的に知ることはできます。実験によれば、気功師の身体からは、遠赤外線、電磁波、マイクロ波などが計測されています。また、脳波測定をすると、気功の開始前には瞑想時のようなα波がみられるうえ、イメージ脳といわれる右脳のはたらきが活発になる。そして、気を当てるときには、不思議に脳波は後頭部に集中し、気功を受けた被験者との間で脳波の同調現象が見られています。

 リンク→こんなにスゴイ自然治癒力☆+゜~「気」を科学する!体温上昇と脳波同調~

■経絡に存在する経穴は、電気抵抗が低い → エネルギーは抵抗の低いところを
「ドイツ波動医学~エーテル体と経絡、物質的身体との関係」 より引用します。
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経絡系はホルモンや核酸を細胞核にはこぶための微小管からなる単なる物理システムではなく、ある種の微細エネルギー(気)を外界から体内の臓器へと伝える特殊な電解質液システムの一種でもある。

体表の経絡系に存在する経穴をつうじてある種のエネルギーがやりとりされているという仮説は、体表の経絡上あるいはその周囲の皮膚電気抵抗を測定した研究の結果によって支持されている。数多くの研究者による定量的な測定によって、経穴とされる部位では電気抵抗が他の部位より20分の1に減少していることがあきらかにされている。

エネルギーがより抵抗のちいさいところに流れる傾向があることは、よく知られているとおりである。水は人体の大部分をしめているが、人体は電流だけでなく微細エネルギーの良導体でもある。キルリアン写真の研究でも、経穴がはっきりとした電気的特性をもっていることが確認されている。

さらに重要なのは、ドゥミトレスクのような研究者が高電圧写真による身体スキャンをもちいて発見した、疾患が身体レベルに出現する数時間ないし数日、あるいは数週間まえから経穴部位の輝度が変化しているという事実である。

神経系、循環器系、経絡系は直接結びついている。その理由のひとつは、物質的身体をつくっている神経系と循環器系を生み出すために、発生段階の初期に経絡が利用されているからである。その結果として、それらの系のいずれかひとつに影響を与える因子は、他のふたつの系にも直接の影響を与えるようになった。

経絡は物質的身体に生命エネルギーを供給するために神経系と循環器系のあいだの連絡通路を利用しており、その通路は分子レベルまで達している。
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■人体を流れる「体液系」は、磁気変化を波紋のように伝るアンテナ
低気圧が近づくと、頭痛がはじまったり神経痛が起きたりするという人は、お年寄りにかぎらず意外と多いようです。これは気圧や気温の変化に人体が敏感に反応し、体調が一時的に崩れる現象です。これと同様に、地磁気変化もまた人体の生理に微妙な影響を与えていることは十分に考えられます。

生体と磁気との関わりを考えるうえでも、体液の働きは無視できません。

磁気ネックレスなどの磁気治療器が、肩こりなどに有効なことは実証されています。体液中の電解質の流れは電流とみなすことができるので、これが磁場を横切ると起電力が発生します。この起電カが電解質を解離させ肩こりなどのストレスを解消させると説明されています。

また、磁気ネックレスから発生するのは強力な定常磁場だが、人体が動き回ることによって変動磁場としても機能します。変動磁場が体温を上昇させることは確認されており、これは血液の循環を促進させるためといわれています。肩こりに効果があるのもこのためです。

磁気がツボや経絡にどのように作用するかは定かではないが、最近の研究では、生体情報の伝達において、神経系とともに体液系が車の両輪のように機能していると考えられはじめている。

人体重量の大半は水であり、人間は水につかって生きていると見ることができます。水分子は電気的な極性をもっていて、水素結合と呼ばれる弱い結合でネットワークを張り巡らせています。水分子どうしの水素結合は、10-6~10-12秒というきわめてわずかな時間で、切れたり元に戻ったりの繰り返しをしています。その時間はタンパク質との結合度が大きい中心部では遅く、周辺部ほど速くなるようです。

生体情報は、このような体液の水素結合ネットワークを通じて、水面に波紋が広がるように伝達されているのではないかと考えられています。生体の酸化還元反応をになう電子伝達系と呼ばれる代謝機能が、離れた場所でもきわめて速やかに広がるのも、この水素結合ネットワークのはたらきによるもだろうとされています。

テレビやラジオのアンテナは、高周波の縦波情報の縦波を乗せた電波を受信し、再度情報に変換することを可能にした技術ですが、人体の経絡や,血液を含む体液系は、磁気等の波動変化を人体の中に波紋のように伝えるアンテナとして機能しているのではないでしょうか。そう考えると、人体内部の脈流する経絡や,血液を含む体液系は水惑星の生物にふさわしい広義の磁性体ともいえます。

またこれを裏返せば、乱れた磁場環境に身をさらし続ければ、体液の生体情報ネットワークに通信障害を起こすことになるかもしれないのです。

■波動と共鳴現象,人類特有の共認機能によって波動を選択的に受信することが可能になった
このシリーズで扱っている波動には、現在の科学で観測可能なものとして光,地磁気,電磁波,音波, 重力波などがあげられます。その他、いまだ観測できていない「現代科学という枠組み」では捉えきれない微細なエネルギーもふくまれていることも予測されます。波動とは、振動が時間的変化にとどまらず空間的に伝わっていく現象であり、今や自然現象の理解になくてはならない基礎概念となっています。

現代量子力学の基礎を築いたとされる、ドイツの理論物理学者マックス・プランク(熱放射の研究によりノーベル物理学賞を受賞)の言葉によれば、「すべては振動であり、その影響である。現実には何の物質も存在しない。すべてのもの、各々のものは、振動から構成されている。」というものがあります。現に細胞の一つ一つに至るまで、固有の振動数(周波数)を持っていることはわかっています。

そしてこの「波動≒振動」には、非常に興味深い現象があります。いわゆる共鳴(共振)という現象です。

例えば、音叉はある特定の周波数に同調されています。音叉自体はエネルギーを持っていないので通常は振動しません。しかし、近くにもう一つ同じ周波数の音叉があった場合、これを叩くと離れた距離にあるの音叉も同様に振動を始めます。

ドイツのパウル・シュミットは動物、植物をはじめ、有機・無機の物質が有する振動を0~100までの周波数として数値化しました。あらゆる物体そしてヒトの身体も固有の振動を持っています。それに対して別の所から同じ周波数の振動(波)が来ると、この2つの波は共鳴するわけです。そして五感ではとらえられない波動にも、同様のことが起こるのではないかとパウル・シュミットは考えました。

現に共鳴現象の中には、物理現象としての「共鳴」化学における共有結合を説明するものとしての「共鳴」量子力学的としての「核磁気共鳴」(病院で使うMRI),天体力学としての「軌道共鳴」などミクロからマクロへあらゆる分野で「共鳴現象」が確認され、実証されています。

特に電子や原子核は磁気モーメントをもつため,外部から電磁波または振動磁場を加えると,特定の周波数に対して一種の共鳴を起こし電磁波が強く吸収されるのだそうです。これを磁気共鳴といい,共鳴吸収の起こる周波数や吸収の波形から物質内部の電子や原子核の状態を知ることができる。これをりようしたのが病院で使われているMRIです。

生命も自然界の物質で構成されている以上,このような共鳴現象とは無縁ではありません。「現代科学という枠組み」では捉えきれない微細なエネルギーも「波動」であると仮定するならば、人体に「共鳴現象」を引き起こしている可能性は十分あります。人体がこのような微細なエネルギーをどのような形で受信し、影響を受けているのかについては、さらなる今後の研究をまたねばなりません。

現段階では、地球と生命との「共鳴現象」ではないかと考えられる不思議な現象があります。シューマン共振と脳波の関係です。

シューマン共振あるいはシューマン共鳴(Schumann resonance)とは、地球の地表と電離層との間で極極超長波(ELF)が反射をして、その波長がちょうど地球一周の距離の整数分の一に一致したものを言います。その周波数は7.83Hz(一次)、 14.1Hz(二次)、 20.3Hz(三次)、・・・と多数存在し常に共振し続けているので常時観測できます。
1952年、ドイツの物理学者、ヴィンフリート・オットー・シューマン(Winfried Otto Schumann、米国イリノイ大学在籍)により発見されました。

ミュンヘン大学のコーニングは、人間の脳波とシューマン共振の周波数との間に強い関係があることを発見しています。脳波のうちα波は7.83Hz(一次)と14.1Hz(二次)との間にあり、β1波は14.1Hz(二次)と20.3Hz(三次)との間にあり、さらにβ2波は20.3Hz(三次)と32.4Hz(五次)との間にある。これらは大変に強い相関関係にあることが明らかであり、人間の脳(或いは他の生物の脳)が古代生物誕生以来シューマン共振から強い影響を受けてきたことを意味するのではないかといわれています。

地球の生命を取り巻く磁場環境は、宇宙磁場や太陽磁場、地磁気、そして人工磁場などが合成されたものです。このうち宇宙磁場は、地磁気や太陽磁場の数億~数10億分の1ほどの微弱なものです。しかし、さまざまな実験が明らかにしているように、磁気が生体に与える影響は、その強度と相関しないのだそうです。人体は明確な認識はないものの、人体内部を動き回る体液系は微細な影響を受け続けています。

人間の聴覚が騒音の中で人声だけを聞き分けられるように、生体は微弱な磁場の変化に対して選択的に反応できることもあるのかもしれません。

おそらく気功師やシャーマンのような人物は、秀でた共認機能、同化能力によって選択的に波動を感知=送受信しているのではないかと考えられます。

われわれ現代人も錆び付いた共認機能や同化能力を奮い起こし、自然との同化を試みる修練を積めばそういった片鱗を感じ取れるようになるのかもしれません。ミクロの物質構造を追求する素粒子論と、広大無辺の宇宙の起源を追究する宇宙論―この2つの先端科学が交わる接点に人間という生命体があるとすれば、おそらく生命活動と精神現象における波動との関わりの解明こそ、現代科学の最終到達点の1つになることは間違いないでしょう。

情報の保存と転送

National Institute of Standards and Technology (NIST) より

現在開発中の最先端の通信システムの中には、情報の保存と転送のために量子科学の特性に依存しているものがあります。

しかし、情報を伝達するために、電流ではなく光に頼る量子通信システムを設計する研究者は、困難に直面しています: 量子情報を記憶し処理する光学部品は、典型的には、動作するために可視光光子(光の粒子)を必要とする。

ただし、波長が約10倍長い近赤外光子だけが、その情報を数キロメートルの光ファイバーで転送できます。

現在、米国標準技術局(NIST)の研究者は、この問題を解決するための新しい方法を開発しました。初めてチームは、大量生産可能なチップベースの光学部品を使用して、1つの可視光子と1つの近赤外光子からなる量子相関ペアを作成しました。

これらのフォトンペアは両方の長所を兼ね備えています: 可視光パートナーは、閉じ込められた原子、イオン、またはコンピュータメモリの量子バージョンとして機能する他のシステムと相互作用することができ、各カップルの近赤外線部材は、光ファイバを通って長距離にわたって自由に伝搬することができる。

太陽光線が必要

federal Oak Ridge National Laboratory (ORNL) より

生産性と内部環境に関するカリフォルニアエネルギー委員会によって後援された2003年の調査によると、買い物客は自然に照らされたスペースでより多くのお金を使い、生産性は労働者と学生の間で増加します。

他の研究は、日当たりの良いスペースが、睡眠障害、過食、鬱病、および関節痛または胃痛などの健康問題を軽減することを示しています。

室内照明は使用電力の約4分の1を消費し、従来の照明は非常に非効率的で、消費するエネルギーの25%未満が可視光に変換されます。

それに加えて、人工照明によって放出される熱は、建物を冷やすのに必要なエネルギーの約10パーセント増加します。しかし、ハイブリッドソーラー照明を開発するための連邦のオークリッジ国立研究所(ORNL)における最近のプロジェクトは、照明をよりエネルギー効率の良いものにすることを約束しています。

ハイブリッドソーラー照明(HSL)は、建物の屋根に取り付けられた衛星放送受信アンテナ型のソーラーコレクターを使用して太陽光を集めます。太陽光は、光ファイバーケーブルによって照明器具に送られます。ハイブリッドカーがガスエンジンとバッテリー電源を切り替えるのと同じように、HSLは必要に応じて太陽の自然光と人工照明を切り替えます。

自然光と人工光を組み合わせるというアイデアは、70年代に日本で開拓されましたが、長い間、単なる興味深い概念のままでした。

Earlと彼の共同研究者であるJeff Muhsは、太陽光線を集めるためにガラス製のものの代わりにプラスチック製の光ファイバケーブルと軽量のプラスチック製ミラーを使用した。

彼らはまた、天候に関係なく安定した量の光を提供するために、太陽光と人工光を組み合わせる照明器具を開発しました。

これは、新しいテクノロジの最大の資産の1つであることがわかりました。 HSLのプログラムマネージャであるMelissa Voss Lapsa氏は、次のように述べています。「赤外線を捕らえて太陽電池モジュールや太陽熱温水器に送ることができるので、太陽光の熱部分と可視光を使用できます。」 ORNLでの取り組み

彼らは、ニューヨークのステープルズストア、ミネアポリスのアヴェダの本社、およびサンディエゴ州立大学(SDSU)のオフィスビルなど、米国中の25の商業施設でこの技術をテストしています。

慎重に作られた光パルスはニューロン活動を制御します

November 17, 2017 by Liz Ahlberg Touchstone, University of Illinois

イリノイ大学のマウスでの新たな研究によれば、特別に調整された超高速の光パルスはニューロンの発火を誘発し、ある日は光感受性の概日または気分の問題を持つ患者を助けることができる。

化学者たちは、化学反応を制御するために、コヒーレント制御と呼ばれるそのように注意深く作られた光線を使っています。

この研究は生細胞の機能を制御するためにそれらを使用することの最初のデモンストレーションです。

この研究は、オプトジェネティックマウスニューロン (光に反応するように遺伝子を追加した細胞)を使用したが、研究者たちは、網膜の細胞のように、自然に光に反応する細胞にも同じ手法を使用できると述べています。

「私たちの身体は光に反応するので、「目は魂の窓である」と言う諺には、いくつかのメリットがあります。私たちの網膜の光受容体は、気分、代謝リズム、概日リズムを制御する脳のさまざまな部分につながっています」とスティーブンボッパート博士は言いました。

Dr. Stephen Boppartは、Nature Physics誌に発表された研究のリーダーであり、イリノイ州の電気工学およびコンピュータ工学、ならびに生物工学の教授でもあり、また医師です。

Boppart氏によると、コヒーレント制御はオプトジェネティクス研究の柔軟性を高める可能性がある、というのは、使用する光の特性を変えることで、異なるニューロン行動を望むたびに新しい遺伝子でマウスを操作するよりも多くの道が開けるからだ。

オプトジェネティクス以外では、研究者たちは、自然に光応答性の細胞やプロセスにコヒーレント制御技術をテストすることに取り組んでいます。(例えば網膜細胞や光合成などに使っています)。

「私たちが最初にしているのは、生物学的機能を調節するために光とコヒーレント制御を使うことです。これはオプトジェネティクスよりも基本的に普遍的です。

 「結局のところ、これは細胞や組織の機能を調節するための遺伝子や薬物のない方法である可能性があります。光を使って患者を治療する方法として「オプトセウティカル」方法があると思います。」

睡眠引き起こす遺伝子発見

February 1, 2018 by Toda Hirofumi , Pensilvania University

睡眠を引き起こす遺伝子が研究グループによって発見され、日本語で「睡眠」を意味する「nemuri」と名づけられた。

ペンシルベニア大学の日本人研究者・戸田浩史博士率いるグループが、ショウジョウバエを使った実験でこの遺伝子を発見した。研究結果は金曜日付けのアメリカの『サイエンス』誌に掲載された。

研究グループによると、遺伝子を過剰に働かせることで、ハエが長時間眠るようになった。一方、遺伝子の働きを止めると、ハエはなかなか眠らなくなり、眠りも浅くなった。

研究グループはまた、この遺伝子により、ハエが細菌に感染しても長く生きる能力が高まることを発見した。このことから、この遺伝子は免疫システムで一定の役割を果たしていると推測している。

研究グループは、睡眠不足や細菌への感染などが原因で体にストレスがかかったときに、この遺伝子が睡眠を引き起こしているとみている。

この遺伝子は、まだヒトからは見つかっていない。しかし、戸田博士は、「風邪をひいた人は眠る時間が長くなる傾向があり、眠ることで回復する。ショウジョウバエで観察されたものと同じような仕組みがヒトにもあるのではないか」と話している。